星読み

2025年夏至~大切にしたい想いが社会的使命になる

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こんにちは。
エンパワメント・アストロロジー®主宰の
高橋カオリです。

さて、6月21日11時42分、
夏至を迎えます。

この間、春分を迎えたと思ったら、もう夏至を迎えますね!
時の早さにビックリします。

西洋占星術では、
春分・夏至・秋分・冬至の4つの節目を通じて、
種まきから収穫、そして、更なる次の種まきという
一連の流れを読んでいきます。

2025年の春分から来年2026年の春分までの一年間を
どう過ごしていくか
もしくは、
この一年間でどのような成果や成長を得たいのか
という意識を持って過ごすと、
様々な事象や出来事からヒントを得られて
より豊かな時間を過ごすことができます。

春分の次に訪れる「夏至」は、
春分に蒔いた種が芽を出し、すくすくと育つ時。

夏至の星の配置は、
秋分までの3ヶ月間を司ります。

秋分にどんな収穫を得たいのかを思い描き、
水や肥料をあげたり、場合によっては、間引いたりして、
作物を育てていく期間です。

夏至の星読みに入る前に、
まずは、春分の星読みをお読みくださいね。

春分~他者への貢献が自分の喜びとなる
(タイトルをクリックしていただくと、春分の記事に移動します)

あと、エネルギー的なことですが、
夏至は「陽極まりて陰に転ずる」という言葉にあるように、
陽のエネルギーがMAXになり、陰へと転じていきます。
もっと分かりやすく言うと、昼の長さが一番長く、
この日を境に、だんだんと夜の長さが長くなっていきます。

それでは、夏至の星の配置を読んでいきましょう。

夏至は、太陽が蟹座の0度に入った瞬間を指します。
夏至のホロスコープを見ると、
星たちが上半球に集まっているのが分かると思います(上図)。
社会に出て活発に活動したり、人と交流をするような印象です。

太陽が、ホロスコープの天頂部分「社会的完成」を表すポイントに
ぴったり重なっていて、先日蟹座入りした木星も重なっています。

このことから、
自分が人生の目的として、
・愛情を注ぎたいと思っていること
・手を掛けて育てていきたい居場所
・衣食住に関すること
といったようなことが
社会的使命に直結する、
もしくは、「これが自分の使命なんだ!」と
明確になるようなことがあるかもしれません。

この太陽・木星のコンビは、
他者を表すポイントに鎮座している牡羊座の土星・海王星と
葛藤の配置を取っています。

この期間、
他者や環境から求められることと
自分が手を掛けたいと思っていることに
違和感を感じる、ちょっとしたズレがある
ということがありそうです。

例えば、他者からの声掛けや要望を受けて、
「じゃあ、やってみようか」「形にしてみようか」と思うものの、
私が本当に育みたいものとはちょっと違うんだよなぁという
違和感だったり葛藤を感じるというようなことがあるかもしれません。

「じゃあ、他者からの依頼は受けない方が良いのでは?」
という感じにもなりそうですが、
他者からの依頼を受けることで、自分にはない視点を得ることができます。

なので、この期間は、
自分がやりたいことも、他者からの要望もどっちもやって、
それぞれから気づきや学びを得ることが大切です。
そうして、残すものは残し、余計なものは手放して
試行錯誤しながら進んでいくという期間になりそうです。

牡羊座の土星は、
先述した海王星も含みますが、
トランスサタニアンと呼ばれる”冥王星”や”天王星”と
活発なエネルギー交換の配置を取っています。

このトランスサタニアンの3天体からは
その星の影響をただただ受けるのみとなりますので、
自分が望む、望まないに関わらず、
人生をどう生きたいか
自分をどう生かしていくか
ということを考えさせられるような出来事も
実際に体験することがありそうです。

翻弄されるような事象も考えられますが、
自分の中に眠る底力が引き出され、
結果、自分の頭の中で考えていたことよりも
よりスケールの大きなことに取り組むことができたり、
思いがけない形でのオファーが来たり、
思ってもみなかった人と交流する
というようなことに繋がりそうです。

この時期、
自分の思考や感性がイマイチよく分からない、
何だかモヤっとした感じがありそうですが、
信頼できる人たちと話すことであったり、
興味のあることを深く探求することで、
心が落ち着いたり、安心できたりするでしょう。

最後、まとめになりますが、
夏至の星の配置では、
太陽と木星が「社会的完成」という重要なポイントに
ピッタリ重なっていますので、
夏至からの3ヶ月間は
他者や周囲の環境に影響を受けつつも
自分がじっくり愛情をかけて育んでいきたいことは何なのか
という意識を持って過ごすと良さそうです。

エンパワメント・アストロロジー®主宰
高橋カオリ