星読み

春分~他者への貢献が自分の喜びとなる

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こんにちは。
高橋カオリです。

3月20日(木)18時1分、春分を迎えます。

昼と夜の長さが同じになる日と言われ、今日から昼の長さの方が少しずつ長くなっていきます。
昼の時間が長くなると、何となくホッとしますね。

春分は、占星術的には、太陽が12星座のスタートにあたる牡羊座0度を通過するので、最近ではよく「宇宙元旦」とも言われますが、新しい1年が始まる日となります。

春分の星の配置は、次の春分までの1年間に影響すると言われています。
どんな1年になるのか、さっそく星を読んでみましょう。

       

星たちがホロスコープの右側「他者」を表す領域に集まっています。
そして、小さな二等辺三角形がホロスコープの上と下にできており、星と星とがスムーズにエネルギーを交換し共鳴し合っています。

このことから、この1年は、自分主体で動くよりは、他者のために動くことで物事がスムーズに進むことを表していると言えます。

もっと細かく見ていきましょう。

太陽は、「他者」を表すポイントにほぼピッタリ重なっています。
その太陽に共鳴するように、海王星、金星、そして、水星が集まっています。

これは、他者の思いに共感し他者のために行動することで、物事が進んでいくことが考えられます。
この時のポイントは、心からその人のために動きたいと思って行動すること。
他者のために動くことが喜びであり、動いた結果、さらなる喜びが手に入るイメージです。

この時、「自己犠牲」の精神ではなく、「自分がそうしたい」という想いから行動するというのが重要なポイントです。
そうするためには、まずは「自分が満たされている状態」であることが大切ですね。
自分のことを後回しにして他者に貢献していると、だんだん疲弊してきて、自己犠牲の精神が強くなっていきます。
そうならないためにも、日頃から自分を満たし、疲れた時には早めに自分を労わるようにすると良いでしょう。
このことは、「自己調整」という領域にある土星からも、そのようにお伝えすることができます。

この土星と火星を底辺に、天王星を頂点とした二等辺三角形ができています。
(ホロスコープ上部)

天王星は、変化・改革の星。
意識が急に変わるようなことがあるかもしれません。

それは、例えば、
・自分の感覚や才能を元に、もっと自立した生活(精神的又は経済的に、もしくは、その両方)を送りたいと思ったり、
・自分の才能を生かせる生き方・働き方をしたいと思ったり、
・今まで信頼関係を築いていた人や組織と急に離れたい気持ちになったり、もしくは、新たな絆を育むことに意識が向いたり、
といったような気持ちの変化として表れます。

また、実際の出来事として、
組織内での異動や、関わる人が急に変わる
ということもあるかもしれません。

その他には、
急に何かを受け継ぐようなことになったり、
実際に遺産を相続する
というようなことも考えられます。

思いもよらない出来事が起きるかもしれませんが、
自分を常に整えておくこと、
自分の居場所がどこなのかという意識を持って行動することで、
自分が本来行くべきところ(活躍する場所・居場所)へと導かれていくでしょう。

ホロスコープの下側に、もう一つ小三角ができています。
冥王星を頂点、月と水星・金星を底辺とする小三角です。

あなたが、これからの人生をどう生きていくか、自分をどのように表現していくかを考える時に、あなたの心が求めることや、あなたの心の琴線に触れること、あなたの才能や知性を生かせることを重視して選択をされると良いでしょう。

そのためには、心の赴くままに学んだり、会いたい人に会ったり、行きたい場所に行くことが大事です。
心と知性と感性を満足させることで、これから望む人生への選択がしやすくなります。

今年の春分図の星の配置は、星たちが共鳴し合っているので、星の後押しを受けて豊かな一年を送ることができるのではないかと考えます。

ただ、海王星と土星が、魚座から牡羊座へ間も無く移動します。
海王星は、3月30日
土星は、5月25日
これらの星が動くことで空気感が変わることも考えられますが、何かを始めたい、今までの生き方・働き方を変えたいと思っている方には、動きやすい一年になるのではないかと思います。

どうぞ素敵な春分をお過ごしください。

高橋カオリ