星読み

天秤座新月~魂の深層が望んでいた未来へ

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こんにちは。
高橋カオリです。

10月21日21時25分、
天秤座で新月を迎えました。

天秤座28度で、月と太陽が
ピッタリ重なっています。

天秤座28度のサビアンシンボルは、
「すべての知識に橋をかけようと模索する人類」

世の中や、他者の中に
様々な共通性を見出して
その共通性を元に繋がっていく
という度数になります。

月は潜在意識、
太陽は顕在意識を表しますが、
意識する、しないに関わらず、
“他者と協力しながら
自分の理想の未来へと進んでいきたい”
という気持ちが強くなるだろうと
考えられます。

ただ、この思いの実現は
すんなりとはいかなさそうな
印象があります。

それは、
月と太陽を起点に
調整が必要なアスペクトが
いくつも見られるからです。
(アスペクトとは、星と星との間の
エネルギーの通り道のことを指します)

最も重要だと思われるアスペクトは、
"神の指"と呼ばれる
ヨッドという特殊な配置です。

月と太陽を頂点とし、
社会的完成を表すMCに
ぴったり重なった魚座の土星と
双子座12ハウスの天王星を
底辺とした二等辺三角形の
アスペクトです。

このヨッドというアスペクトは、
表向きの計画や意志とは別に
「魂の地図に従って進路変更が起こる」ような
運命的な流れを生み出します。

自分が思い描いた理想ではなく、
“魂の深層”が望んでいた未来へと
方向がズラされる。

表現・創造・喜び(5ハウス)を通して、
「社会的使命」や「見えない世界とのつながり」へ導かれていく
そんな“覚醒”を告げている配置です。

そして、他にも
月と太陽に流れ込んでいる
強力な星のエネルギーがあります。

水瓶座8ハウスにある冥王星と
蟹座1ハウスにある木星。

いずれも、月・太陽と
葛藤の配置と呼ばれる
アスペクトを作っています。

自分が描いた理想は、
他者との深い関係性の中で育まれたり、
執念深い位の泥臭い努力を元に実現したり、
突き刺さる位の個性を表現した時に
実現する可能性が高そうです。

また、
自分のペースを大事にしたい、
安心感を感じながらチャレンジしたい、
コンフォートゾーンを保ちたい
という想いと、
他者と関わりながら自分の創造性を発揮したい、
他者へ協力することで自分の個性・プライドを表現したい
という想いが
せめぎ合うような
心の葛藤もありそうです。

どちらも大事ではありますが、
今回に関しては、
コンフォートゾーンを飛び出す方を
選択するのがベターだと思います。

冥王星は、
新月の一週間前、10月14日に
逆行から順行に戻りました。

逆行を開始したのは5月5日からでしたので、
この5ヶ月ちょっとの間に
自分を振り返り、過去を振り返り、
時には死に物狂いの努力をしたり、
もしくは、心がズタズタになる位
苦しい時間を過ごした人は、
その期間に体験したこと、学んだことを
実行に移していく、
または、日の目を見る
時期となります。

この期間、
スムーズにはいかない
現実のあれやこれやに揉まれつつも
何かしら行動を起こした人は、
まるで生まれ変わったような
新しい自分を感じることになるでしょう。

仮に、
コンフォートゾーンで
ぬくぬくしていたいなぁと思っても、
見えない力が働いて
コンフォートゾーンから
引っ張り出されるような出来事が
待っているかもしれません。

神の指につままれて
「あなた、こっちだよ」と
ポーンと放り出されるような。

そうして、行動した結果が、
11月5日の牡牛座満月、
ひいては、
半年後の4月2日天秤座満月の時期に
大きなギフトとして
受け取ることになるでしょう。

かくいう私も
コンフォートゾーンを抜け出して
行動してみたいと思います。

素敵な天秤座新月の時間を
お過ごしください。

エンパワメント・アストロロジー®
高橋カオリ